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ライダーズミーティングin寿都を迎えるにあたり…

オートバイによる死亡事故が後を絶たない。

先週月曜日に2人の方が交通事故で亡くなり、今週も1人、事故で亡くなった。

個人的に北海道の6月は、日も長く気温も程良いので、ツーリングに一番良い時期だと思っているが、この6月で、何人のバイク乗りが命を落としたのだろう。


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交通安全を考える場として、『ライダーズミーティングin寿都』を主催する立場柄、オートバイが絡む死亡事故には本当に心が痛む。

今年は例年にないペースでオートバイによる死亡事故が多発しており、交通安全を啓蒙する場としての『ライダーズミーティングin寿都』の重要性を改めて認識する思いだ。



以前、
『バイクに乗れば狂った様な走り方しかしないお前ら蝦夷鐵が、交通安全を語るのは間違ってないか?』
と意見された事がある。


確かに蝦夷鐵馬會の走りはハイペースで、目的地までの走りが目的のツーリングなので、批判される一面は確かにある。
ただ一言申し添えるならば、いつも先頭を走る僕のペースにチームのメンバーが合わせてくれてるだけなので、批判されるべきは僕の走り方であり、その批判は甘んじて受けたい。


では何故、僕が今の走り方になったのか、そして何故、臆面もなく『交通安全について語り合おう』などと訴えかけるミーティングを主催してきたのか。

散々迷いに迷ったが、ライダーズミーティングin寿都まで後ひと月半となった今、ここで理由を述べたい。

先に断っておくが、僕の走り方は、自動二輪の免許を取得して以来、実際の路上で経験した様々な事例を考え、自分なりに理解し身に付けた僕なりの『安全』な走り方であり、それはエゴで、身勝手で、犯罪的ですらある自分だけの『交通安全』である事は十分承知している。




いつも考える事がある。

何故、バイク事故は起きるのか?

オートバイの死亡事故のニュースを聞く度、いつも疑問に思う事がある。

曰く、「見通しの良い緩やかなカーブ」や「直線」で、「スピードの出し過ぎ」で「ハンドル操作を誤り」、「路外に逸脱」したものと見ているという当局の見解。


      本当にそうなのだろうか?

12歳で初めてバイクに乗り、足で漕がなくても進む事に感動して以来、中学時代は友人のバイクでズリ山を駆け回り、高校時代はモトクロッサーで空き地を駆け回った。

オートバイは楽しい乗り物だという事をその時学んだ。

高校を卒業し、バイトして免許を取りバイクを買い、嬉しくて毎日、大雨だろうが台風だろうが走り回った。


そして、バイクは楽しいだけではない乗り物である事も学んだ。



交通の流れに合わせ、法規に則り道路の左側を走っていると、必ずクルマが横に割り込んでくる。
必然的にこちらは路肩に押しやられる事になる。

常に車線のセンターをキープする方が安全だと学んだ。

クルマの後ろを走っていると、不意に、それも全く不必要な急ブレーキを踏まれる事がある。
トラックの後ろを走っていたら、ブレーキランプが点かないのに急減速する事がある。
クルマの窓から空き缶やタバコが飛んでくる事がある。
気が付いたら、リアタイヤにバンパーが触れそうな位煽られている事がある。

クルマの横や後ろをクルマのスピードに合わせて走る位なら、抜いてしまう方が安全だと学んだ。

黄色車線でクルマが詰まっている時、車線が白の破線に変わって追い越しを掛けると、車の列から追い越し中のこちらを確認もせず飛び出してくるクルマが多い。
北海道のドライバーは、飛ばし屋を自認する人が多い。
自分より速いのが後ろから来るなんて思いも寄らない人が多いのだ。

左側から追い抜く方が安全な場合もあると学んだ。
しかも、しょうがなく前を塞いだクルマごと追い越すと、熱くなって追い掛けてくるドライバーの多い事…

左側をチンタラ走ってクルマの列を追い抜いていたら、突然幅寄せされる事がある。

低いギアでエンジンを唸らせて自分の存在をアピールし、当たったらタダで済まないと思わせるスピードで一気に駆け抜けた方が安全だと学んだ。

あまりスピードを出さずに走るクルマは、突然急ブレーキを踏む、右左折でウインカーを出さない、寄らない、全く後ろを確認しない、一時停止しない事が非常に多い。

その様なクルマは、後ろから見ているとわかる様になった。例えそこが黄色車線でも迷わず抜く方が安全だと学んだ。

適当な速度で追い越すと、抜かれたドライバーが煽ってくる事がある。

圧倒的な速度差で一気に追い越し、ドライバーの戦闘意欲を失わせ「勝手に死にやがれ!」と思わせた方が安全だと学んだ。

右折待ちのクルマはかなりの確率でバイクを見落とす。
山菜採りのクルマはそこがブラインドだろうが平気で駐車し、Uターンする。
コーナー途中で急ブレーキを踏む、脇道から飛び出してくる。
右折待ちのクルマの後ろからはクルマが飛び出してくる…

こちらがバイクと見るや、こちらが避けない限り衝突が避けられないタイミングで追い越しを掛けてくるドライバーがいる。


行政機関はコーナー全面にペイントする、コーナーに縦溝を掘る、ブレーキング区間に凹凸を作る、キャッツアイを埋める、舗装修復した後に砂を撒く…


…いくらでもある。枚挙に暇がない。全て、実際の路上で経験し、そして理解した。


『路上にいる全てのクルマは、常に俺を殺そうとしている』
事を。


話は戻るが、バイク事故で亡くなった方々は、本当にスピードを出し過ぎてハンドル操作を誤った結果、命を落としたのだろうか?
もしかしたら、そこに、別の要因が存在しなかったのだろうか?


クルマに煽られた。幅寄せされた。急ブレーキを踏まれた。物を投げつけてきた。
コーナー手前でインに並ばれた。アウトから被せられた。脇道から停止せず飛び出してきた。無理なタイミングで対向車が追い越しをかけてきた。右折待ちのクルマが突然出てきて進路を塞がれた。お喋りに夢中でセンターを割って出てきた。ブラインドコーナーでUターン&切り返し…


僕は何とか切り抜けてきたが、バイク事故で亡くなった人に、
『スピードの出し過ぎによるハンドル操作の誤り』
以外の要因は本当に無かったのか?

勿論、ライダー自身に問題があったケースもあるだろう。
オートバイは簡単に転倒してしまう乗り物だ。


問題なのは、どの様な事故でも当局に『スピードの出し過ぎによるハンドル操作の誤り』で済まされでしまう事だ。

強者に補食されたキリンはもう「鳴けない」のだ。


僕にとっての「交通安全」とは

『自分の周りにクルマがいない状況を作る』

事に他ならない。

余りに乱暴な極論であり暴論だが、自分の周りにクルマがいなければ、パンクなどの物理的トラブルや脇見運転、安全マージンゼロのオーバースピードによるコーナーでの転倒をしない限り、死に直結する事故に繋がる可能性は低くなるのではと思っている。


…自分の周りにクルマを置かない為の走り方が、今の僕の走り方となった。

所謂『安全運転』では決してない。
危険を伴う走りである事は充分承知している。
ただ、大好きなバイクに乗り続ける為、大好きなバイクで死なない為の、自分なりの『交通安全』と考えている。

僕には、黄色車線で前が詰まっており左側にスペースがないというシュチュエーションでは、センターライン近辺をふらふらと車体を振って走る癖がある。これは、何かあった時に対向車線に逃げる為、対向車に「ここにバイクが居ますよ」とアピールしているつもりなのだ。

他にも様々な自己アピールをしながら走っているが、端から見れば危険でやんちゃ臭い走り方だと思う。
だが、路上では、自分の命は自分で守るしかない。


僕がライダーズミーティングin寿都の主催者を務める様になり、それまでのテーマであった『北海道の原風景を次の世代へ』に加え、『交通安全について考える』がメインテーマと変化した。

交通安全について考え、語り合うというテーマの真意は、

『安全運転でゆっくり走ろう』

ではなく、

『バイクで死なない為に、自分達が路上で経験した危険を語り合って共有しよう』

という事なのだ。

下手だから、未熟だから起きる事故、全く避けられない貰い事故、不注意から起きる事故。
思い出したくもない過去を語るのは辛いし恥ずかしい事かも知れない。

でも、一人が経験した事を、多数が共有化する事で避けられる事故があり、拾える命が有るのならば、その経験を一人でも多くの人に伝えて欲しいと思う。


        17th ライダーズミーティングin寿都

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何はともあれ、安全第一ですな。

寿都の当日はどうぞ宜しくお願い致します。
現在、小学校3年生のお姉ちゃんに一緒に行かないかと吹き込んでいます。
去年、物凄い雷だったと言ったら、しっかり覚えていた模様で、怖がっている様子でした。

従来通り、父さんだけ参加の公算が高いです・・・

こちらこそ。

ある意味、確信犯的発言で、皆さんの反応を試すような真似をしてしまいました。
ただ、今この時期こそ考えなきゃならない問題だと思った次第です。

…正直、度胸が必要でした。
序盤の文章を見てわかる通り、書き上げてから3週間も迷った挙げ句のアップでした。

寿都ミーティング、今年は何人集まるのか…

今年はまだ告知すらしてないのでちょっと心配ですが…

地道な草の根運動で

寿都のミーティングが大盛況になる様、会う人会う人に宣伝しまくっていますよ~
大丈夫、多くのライダー達が集まるでしょう、きっと。


これからも、大好きなバイクを乗り続けられる様、一人ひとりが気を引き締め、今一度、初心に帰り、絶対に死なない気持ちを強く持って、運転して行きましょう。



あの風車の下で、何年後もお会いしたいですね。

寿都の告知は…

今回は某バイクショップと某BG雑誌、mixiのコミュニティへの投稿を考えています。
今までお世話になったバイクマンさんは申し訳ないけど今回お休みさせて頂き、広告代金を東北大震災の義援金に当てたいと考えております。

>今回は某バイクショップと某BG雑誌

某バイクショップの社長さんには了解を得ています。
で、ポスターは?

某BG雑誌は 副編集長さんに直メールしました。多分掲載して頂けるともいます。


それと ひでさんへ
一昨年、シーマンさんの紹介で御挨拶させて頂いたと思いますが、自分の勘違いですかね?

今年は参加出来れば(参加するつもりでいます)と思っております。仕事次第ですが。(悲)

ポスター

ご自宅のパソコンのアドレスを僕の携帯にメールしてくれますか?

データで送信させて頂きますよ。

MSRさん

こんばんは~

一昨年、ご挨拶させて頂きました。
その節は大変にお世話になりました。

早く寿都の日にならないか、と思う毎日です。
今年もお会い出来る事を楽しみにしております
プロフィール

ぢょぬぃ

Author:ぢょぬぃ
蝦夷鐵馬會のぢょぬぃです。
北海道は札幌市近郊の田舎町から、超不定期更新で気の向くままにいい加減な内容を発信しております。
どうぞヨロシク。

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