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晴走雪読

先日の日記で「早くバイクに乗りたい」とか書いたら、ホントに乗りたくなってきた。


毎日玄関の中に置いてあるモンキーを眺めたりさすったりしてるから尚更だ。


さすがにこの大雪ではバイクで走るのは無理。
こんな時は読書に限る。



バイクに乗りたい時に読む本。

本棚を眺めてみたら、実は結構あった。


初期の片岡義男作品、全部持ってる。

「ボビーに首ったけ」
「スローなブギにしてくれ」
「彼のオートバイ、彼女の島」
「アップル・サイダーと彼女」
「吹いてゆく風のバラッド」
「時には星の下で眠る」
「長距離ライダーの憂鬱」など・・・


もう背表紙が色褪せてタイトルが判別出来なくなってる。
表紙の三好レイコさんは綺麗だなぁ。


大藪晴彦の最高傑作

「汚れた英雄」

はあまりにも有名だ。

主人公北野晶夫がリヤカーにレーサーを載せて自転車でアサマに向かうオープニングの情景は、大籔作品にはあまり見られない美しさを感じる。

今まで何度読み返した事か。高校生の頃は、全4冊ほとんど丸暗記していた程。


汚れた英雄に晶夫のライバルとして出てくる黎明期の天才ライダー

「伊藤史朗の幻」

天才の名を欲しいままにしながら、スキャンダルでレース界を追われた伊藤史朗の消息を追ったドキュメンタリー。
伝説は伝説のままであって欲しかった。幻滅した一冊。


一連の泉優二作品も好きだ。

「ウィンディー」
「ウィンディーⅡ」
「チャンピオンライダー」
「マン島に死す」
「ラストラップ」等々・・・

コンチネンタル・サーカスに想いを馳せてみたりして。


関連して片山敬済の本

「俺だけの2輪テクニック」
「オーラ・レジェンド」

彼は日本人初の2輪世界チャンプだと思っていたが、実は韓国籍である事をこの本で語っており、読んでてびっくりした事を思い出した。


変わったところでは、高千穂 遥

「狼たちの曠野」

完全SF物だが出てくるバイクがRZ250やGT380 だったりする。

「夏・風・ライダー」

これは当時熱かった鈴鹿4耐物。


斉藤淳

「暁のキックスタート」

これはエッセイ集だから、軽く読むのに適しているか。


山川健一

「ライダーズ・ハイ」
も有名だ。

「コーナーの向こう側へ」
はマイナーか?

どちらもあまり好きではない。


香咲弥須子

「グッバイ!タンデムシート」

持ってる事をコレ書いてて気付いた。つまり、まだ読んでない。


堀ひろ子

「サハラと私とオートバイ」

彼女は女性ライダーの第一人者だったね。
突然の訃報には驚いた記憶がある。


大好きなのが

「がむしゃら1,500km」

人生をツーリングと呼び、青春を誰よりも速く駆け抜けた伝説のレーサー、浮谷東次郎が、15歳の時にドイツ製50ccモペットで、まだろくに舗装もされていない東海道をツーリングしたドキュメントだ。

コイツはとてもイイ!サイコーだ。

15歳ならではの感受性とひたむきさが感動させてくれる。
薄いペーバーバッグなのでついつい何度も手が出てしまう。

「俺様の宝石さ」

コイツも外せない。
東次郎が持ち前の行動力と親の金で日本を飛び出し、アメリカ留学した時のこれもドキュメント。というより日記。

とにかく無鉄砲でがむしゃら。読んでてマジ心配になってくる。

かの本田宗一郎に
「あなたのご子息がカブ50に乗っているの事、つきましては知り合いになりたく思います」
と手紙と共に「がむしゃら1,500km」を送り、ホントに友達になってしまったという逸話も、この行動力ならさもありなんと頷ける。

彼は後にレーサーとして活躍し、数々の名勝負を繰り広げるが、
昭和40年8月、サーキットでのテスト走行中に「コースを歩いている人」を避けてクラッシュ、僅か23歳で生涯を終える。




で、結局手持ちの中から選んで読んだのが


リチャード・バック 「かもめのジョナサン」


タイトルは知っていても内容は知らない人が多いのではないだろうか?

因みに、この作品にはバイクは一切出てこない。



だってコレはかもめの物語なのだから。




知らない人の為にあらすじを少々・・・




一羽のかもめ、ジョナサン・リビングストン。
彼は飛ぶことが好きだった。
彼の仲間たちにとって、飛ぶことは海岸やゴミ捨て場で餌をあさる為、食べる為だけの意味しか持たなかったが、
ジョナサンは飛ぶという行為自体に価値を見出していた。

「この翼は、ゴミをあさって飢えを満たすために神から与えられたのものではない。大空を自由に飛び廻るため、いつでも好きな時に好きなところへ行くために与えられたものだ・・・ならば自分は、誰よりも速く、誰よりも遠くまで飛びたい」

他のかもめたちが生きること、食べることに明け暮れるなか、
ジョナサンは群れから遠く離れた大空で、誰よりも高く、誰よりも速く飛ぶための訓練に明け暮れる。

もっと速く・・・スピードだけが全てだ。そう信じて。

やがてジョナサンは時速342km/hの飛行速度新記録を達成し、
かもめの「限界突破」を果たすが、彼を理解できない群れの長老らは、評議集会で、ジョナサンを不名誉のかどにより群れから終身追放を宣告する。

群れから追放されたジョナサンは、スピードへの更なる意志と勇気をもって、今日も限界に挑戦する。
そしてジョナサンの精神はスピードの中で昇華し、やがて肉体を超越してゆく・・・




てな感じのストーリーです。


ね、バイクに乗れない時、読みたくなるキモチ、何となく解るでしょ?


で、読書後の感想




「かもめは泣かない」
(実際は鳴くけどね)
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テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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蝦夷鐵馬會のぢょぬぃです。
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