4ヵ月ぶりに.....
RS250をガレージから引っ張り出した。
このところTDR250に掛りっきりで、エンジンすら掛けていなかったものだから、バッテリーは当然すっからかん。
しょうがないからTDR250のバッテリーを拝借(元々はRSのバッテリーだ)
RSはバッテリーがカラだと何やってもエンジン掛らないのだ。
さすがに4ヵ月放置するとエンジンの掛りが悪い。キックを繰り返しても初爆が来ない。
ふと思いついてコックを見たらOFFになってた(嗤)
フロートチャンバーにガスが溜まった頃を見計らってキック1発!今度は掛った。
暫くアイドリングさせるがちょっと不機嫌そうだ。
しかもチャンバーからの白煙がマジぱねぇ。消防に通報されても不思議じゃない。とっとと走ろう。
.....バッテリーがあがっていた為、全ての設定がリセットされており、6.000rpmでレブリミットランプが点灯する。なんか忙しない。
いつものコース、緩い上り坂のコーナーを駆け上がる。むっちゃ速ェ!
最近TDR250ばかり乗ってたもんだから、異常に速く感じる。
つうか、TDRだって充分に速いのだが.....やっぱRS250の70psは別格だ。
ほんのちょっとしか走れなかったが、久々のRSに満足。
来週はちょっと距離を稼いでこよう。
.....ところで、最近の僕ん家のガレージ、バイク屋さんみたいって感じるのは気のせいでしょうか。

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このところTDR250に掛りっきりで、エンジンすら掛けていなかったものだから、バッテリーは当然すっからかん。
しょうがないからTDR250のバッテリーを拝借(元々はRSのバッテリーだ)
RSはバッテリーがカラだと何やってもエンジン掛らないのだ。
さすがに4ヵ月放置するとエンジンの掛りが悪い。キックを繰り返しても初爆が来ない。
ふと思いついてコックを見たらOFFになってた(嗤)
フロートチャンバーにガスが溜まった頃を見計らってキック1発!今度は掛った。
暫くアイドリングさせるがちょっと不機嫌そうだ。
しかもチャンバーからの白煙がマジぱねぇ。消防に通報されても不思議じゃない。とっとと走ろう。
.....バッテリーがあがっていた為、全ての設定がリセットされており、6.000rpmでレブリミットランプが点灯する。なんか忙しない。
いつものコース、緩い上り坂のコーナーを駆け上がる。むっちゃ速ェ!
最近TDR250ばかり乗ってたもんだから、異常に速く感じる。
つうか、TDRだって充分に速いのだが.....やっぱRS250の70psは別格だ。
ほんのちょっとしか走れなかったが、久々のRSに満足。
来週はちょっと距離を稼いでこよう。
.....ところで、最近の僕ん家のガレージ、バイク屋さんみたいって感じるのは気のせいでしょうか。

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aprilia RS250初乗り

1時間ほど時間が出来たので、爆音隊長と示し合わせて、ちょっとだけ走ってきた。
先日、バッテリー上がりで始動すら出来なかったが、バッテリー充電も済み、ついでにレガシィに付けていた「ホットイナズマ」もどきも装着。果たして効果の程は・・・?
お互い時間がなかったので、取りあえず厚田まで走って帰ってくる事にした。
エンジンの始動性が良くなった様だ。
暫く快調に走っていたが、望来の戸田霊園の辺りで急に失火し始め、発進すら難しい状態に。
7,000回転以上だと快調に走るのだが、低速域はまるで片肺の様な症状。
プラグがカブったか?
ここまで結構回して走ってきたのでそれも考えにくい。
一旦止めて様子を見るが、片肺ではなさそうだし、カブってもいない。
爆音隊長が乗ってみても、症状は同じ。
キャブに何か詰まったか?
暫く空ぶかししていたら、症状は治まった様なので、改めて厚田を目指す。
が、今度は走行中に完全に失火、停止した。
停止の仕方が、ガス欠にそっくり。 って事は.....
単なるガス欠でした(恥)
コックをリザーブに切り替えてからは快調そのもの。
厚田に到着後、あまりの寒さに直ぐに引き返してきた。
で、肝心のホットイナズマもどきの効果だが、
・始動性アップ
・低回転でのトルクアップ
は確認できた。
特に低回転でのトルクアップは、低速が全くないRSにはありがたく、とても乗りやすくなった。
今年は出番が増えるかな?
良い天気なのでバイクに....
朝から天気が良いので、こりゃバイク乗らなきゃ勿体ない!
って事で、外へ出てみた。
........

........とても無理ぢゃ。
雪かきしないとガレージのシャッター開けられないじゃん!
って事で、ガレージ前を雪かきして、2週間ぶりにガレージオープン。

実は先日、RSのスロットルの重さに耐えかね、以前から導入を検討していたスロットルロッカーなるモノをネットで購入したので、装着し試走をと思っていたのだが、このような圧雪状態では、試走どころかガレージから引っ張り出す事さえ難しい。
しょうがないから暗いガレージの中でいそいそと装着。

少しアップで


要はスロットルを握るのではなく、手のひらで押し下げる様に操作する為のパーツだ。
RSのスロットルの重さは以前から日記でボヤいていたが、峠に走りに行っても、峠に着く前に右手が思うように動かせなくなる程なので、このパーツで峠に行くまでの間、楽をしようって魂胆。
実際に使っている人の意見に「このパーツを考えた人は天才」ってのがあったので、装着に踏み切ったのだが、効果の程は来春を待たねば。
......物理的に冬眠を余儀なくされてしまったので、昼からバイク屋へ行って保険内容の切り替えをしてきた。
これで来月から保険料は月額50円じゃ。
しかし、直線距離で10km程度しか離れていないのに、札幌は完全ドライでバイクもバンバン走ってる。
一体この差は.....?
ついでに、ミラーシールドが1,250円で売ってたので購入。
先日RSのチョイ乗り用に1,000円で購入したメットに装着してみた。


メットの色がRSとマッチしてて、なかなか決まっていると思うんだが.....

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って事で、外へ出てみた。
........

........とても無理ぢゃ。
雪かきしないとガレージのシャッター開けられないじゃん!
って事で、ガレージ前を雪かきして、2週間ぶりにガレージオープン。

実は先日、RSのスロットルの重さに耐えかね、以前から導入を検討していたスロットルロッカーなるモノをネットで購入したので、装着し試走をと思っていたのだが、このような圧雪状態では、試走どころかガレージから引っ張り出す事さえ難しい。
しょうがないから暗いガレージの中でいそいそと装着。

少しアップで


要はスロットルを握るのではなく、手のひらで押し下げる様に操作する為のパーツだ。
RSのスロットルの重さは以前から日記でボヤいていたが、峠に走りに行っても、峠に着く前に右手が思うように動かせなくなる程なので、このパーツで峠に行くまでの間、楽をしようって魂胆。
実際に使っている人の意見に「このパーツを考えた人は天才」ってのがあったので、装着に踏み切ったのだが、効果の程は来春を待たねば。
......物理的に冬眠を余儀なくされてしまったので、昼からバイク屋へ行って保険内容の切り替えをしてきた。
これで来月から保険料は月額50円じゃ。
しかし、直線距離で10km程度しか離れていないのに、札幌は完全ドライでバイクもバンバン走ってる。
一体この差は.....?
ついでに、ミラーシールドが1,250円で売ってたので購入。
先日RSのチョイ乗り用に1,000円で購入したメットに装着してみた。


メットの色がRSとマッチしてて、なかなか決まっていると思うんだが.....

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RS250 エアクリーナー自作
今朝は早起きして走りに行くつもりだったけど、路面がウェットだったんで止めた。
しょうがないから懸案だったRS250のエアクリーナーを自作してみた。
現在のエレメントは劣化し、こんなカンジで虫食いが発生している。

ソコで、ジョイフルAKで買ってきたウレタンシートに現物あわせで転写

3つ作ってみたけど、ちょっと小さすぎた。
一番大きくカットした奴でも、隅っこに少し隙間が....まぁいいか。

昨日、寿都ミーに向け、ツーリング仕様となったZZR1100

左側ウィンカーに亀裂を発見。つうか、粉々じゃん!
やっぱ、老朽化してるのかな?

スペーサーを咬ませたハンドル回り

ノギス当ててみたら15mmアップだった。
コレは7mm.5mm.3mmの組み合わせで、本来は微調整用のスペーサーなのだが、15mm上がると体感的には結構なハンドルアップとなる。
迷ったのがシート
今回はノーマルをセレクトしてみたが.....

いつも使ってるカスタムシートも捨てがたく...



さて、どうしようかな?
週間天気予報では、取り敢えず天気は持ちそうだけど.....
雨なら雨で、体育館でのバーベキューパーティも良いかも?
....翌日、かなり臭いだろうけどね(笑)
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しょうがないから懸案だったRS250のエアクリーナーを自作してみた。
現在のエレメントは劣化し、こんなカンジで虫食いが発生している。

ソコで、ジョイフルAKで買ってきたウレタンシートに現物あわせで転写

3つ作ってみたけど、ちょっと小さすぎた。
一番大きくカットした奴でも、隅っこに少し隙間が....まぁいいか。

昨日、寿都ミーに向け、ツーリング仕様となったZZR1100

左側ウィンカーに亀裂を発見。つうか、粉々じゃん!
やっぱ、老朽化してるのかな?

スペーサーを咬ませたハンドル回り

ノギス当ててみたら15mmアップだった。
コレは7mm.5mm.3mmの組み合わせで、本来は微調整用のスペーサーなのだが、15mm上がると体感的には結構なハンドルアップとなる。
迷ったのがシート
今回はノーマルをセレクトしてみたが.....

いつも使ってるカスタムシートも捨てがたく...



さて、どうしようかな?
週間天気予報では、取り敢えず天気は持ちそうだけど.....
雨なら雨で、体育館でのバーベキューパーティも良いかも?
....翌日、かなり臭いだろうけどね(笑)
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RSのつぶやき
皆様、はじめまして。
わたくし、apliria RS250と申します。
昨年の春から、新しいご主人様の下、元気に走っております。
わたくしはイタリア生まれのハデな外観をしておりますが、日本のスズキ製をベースに母であるapliriaがチューニングを施したエンジンを積んでおり、いわばクォーターと言えるでしょうか?
生まれは1998年ですから、製造されて早11年目になります。
モーターサイクルの年齢は人間に換算すると×3ですので……まぁ、年齢のハナシは止めておきましょう(笑)
わたくしが母国イタリアを旅立ち、船で日本に上陸したのは11年前。
私の最初のご主人様は、ちょうど今のご主人様位の年齢でした。
このご主人様は、新車のわたくしをとても大事にして下さり、雨の日は決して走らず、晴れの日は走り終えたら必ず洗車をして頂きました。
暇さえ有ればわたくしにワックスがけをし、磨き上げて下さったのです。
たまに奥様をタンデムシートに乗せて走ったりした事も、今では楽しい思い出の1つです。
ただ、わたくしのタンデムシートは飾りに毛の生えた程度のものでしかない為、標準体重よりちょっと重めな奥様の体重を支えきれず、わたくしのお尻の形がちょっとだけ歪になっちゃった事は秘密です。
また、わたくしのメンテナンスも全て定期的にプロに任せて頂いたので、お陰様でお肌の曲がり角をとっくに過ぎた年齢となった今でも完調を維持していられるのは、最初のご主人様のお陰と感謝しております。
最初のご主人様は、わたくしを可愛がるあまり、走るより磨く方に情熱を掛けていらっしゃいました。
また、とても小柄な方でしたので、わたくしのシートを前期型の薄い物に交換し、フロントフォークもリアサスも、これでもか!ってくらい落としておりましたが、それでも右に2回、左に3回立ちゴケされてしまい、わたくしの赤いスカートは左右共に傷だらけ、ステッカーも剥げて、みっともない姿になってしまいました。
特に左への3回目はダメージが大きく、わたくしのおでこの左側、ミラー付け根の大きな凹みとひび割れは今でも残っております。
おでこ自体も割れてしまい、前のご主人様はご自分でFRPを貼って修復して下さいましたが、貼り方が今ひとつで、割れは今でも少しずつ進行しております。
前のご主人様は、そんなアクシデントが続いてわたくしに嫌気が射した様で、段々と外に連れ出して頂ける機会も減り、ここ数年はたまにエンジンを掛けて頂く位でガレージの片隅に追いやられておりました。
そして、前のご主人様はわたくしより足つきの良いバイクに乗り換える事になり、わたくしは下取りに出される事になりました。
わたくしを下取りに出される際、新しくわたくしのご主人様となる方の為に、オーナーズマニュアルやライナーに付いたままのスペアキー、純正工具など1点も残す事無くわたくしのお尻の物入れに納めて下さいました。
そしてわたくしは、10年近く慣れ親しんだ最初のご主人様の下を離れ、旭川の大手バイク屋さんに引き取られたのです。
新しいご主人様はどんな方かな?それとも、もしかしたら傷だらけなわたくしは、バラバラに解体されてパーツとして売られる運命なのかしら?
と不安な気持ちでバイク屋さんの倉庫でドキドキハラハラしていたら、1ヶ月後にトラックに乗せられ、小樽へ旅立つ事になりました。
そこで出会ったのが、今のご主人様です。
新しいご主人様はわたくしを見るなり、
「アンダーカウルは再塗装してステッカー貼り替え、アッパーカウルのキズは修復して。そしたら契約書にハンコ押すから」
と、無茶を言ってバイク屋さんを困らせ、
「アンダーカウルのキズはともかく、アッパーの凹みと割れはどうにもなりません」
というバイク屋さんに、
「じゃあチェーンは新品に交換、って事で手を打ちましょう。あ、そのダサいタンデムシートは捨てて良いからね」と、勝手に決めつけてしまいました。
強引な方だなぁ。こんなご主人様の下に仕えて大丈夫なのかなぁ?とは思いましたが、ともあれ新しいご主人様が決まり、新しいご主人様のお陰で、スカートのキズも修復、再塗装されたのは感謝しております。
そして、わたくしがご主人様の下へ納車されたのがちょうど今から一年前。
ご主人様はわたくしが納車された当初は、前のご主人様のワックスの拭き残しを刮ぎ落とす事に腐心されておりました。
確かに、わたくしの躰の溝という溝、穴という穴の全てがワックスで埋まっている様な状態でしたので、これはとても気持ちよく、嬉しかったです。
それと、わたくしが一番気にしていたおでこの傷も、「見ように寄ってはカッコいいジャン」の一言で片付けて下さった事にもホッとしております。
初めてご主人様と走ったのは、僅か10km程度の距離でした。
「新しいご主人様も、あまり距離を走らない方なのかしら?」
と思ったのですが、とんでもない間違いだったと気付くのに、それほど時間は掛かりませんでした。
今のご主人様って、走り方がちょっとアレでして……
わたくしのタコメーターは14,000rpmまで目盛ってありますが、その14,000rpmまで引っ張られたのは、この時が初めてでした。
今では多少自制心が働いていらっしゃるのか12,000rpmでシフトアップして頂けますが….
今のご主人様は、前のご主人様と比べると、体重がとても重いので加速するのが結構大変なんですよ。
わたくしは一生懸命加速しているんですが、ご主人様は一言「遅い」
先日、とうとう2次減速比を変えられました。
確かにわたくしのギア比は離れていますけど、ご主人様も、もう少し体重落として下さいね。
ご主人様は色々とわたくしに手を掛けて下さるのですが、正直言っていいかげんな整備なのでちょっと不安です。
まぁ、全く手を掛けて頂けないよりはマシですが。
ただ、整備の度にキズが増えるのも、ちょっと困りものです。
今のご主人様の下へやって来てからというもの、スリキズが絶えません。
ねぇ、ご主人様、わたくし人間じゃないのですから、キズの上に絆創膏の様にステッカー貼っても治りませんよ?
どうせ貼るなら、何処かから拾ってきた適当なステッカーじゃなく、もっとカッコイイのにして下さいませんか?
それと、偶にはワックスも掛けて下さいね。
ご主人様が重たい分、ハードブレーキの繰り返しで、ブレーキフルードも劣化してきてますよ…
タイヤも新調して頂きましたが、あんまり調子に乗らないで下さい。
転んでガレージのすみに追いやられたり、また売り飛ばされたりするのはゴメンですから。
わたくし、apliria RS250と申します。
昨年の春から、新しいご主人様の下、元気に走っております。
わたくしはイタリア生まれのハデな外観をしておりますが、日本のスズキ製をベースに母であるapliriaがチューニングを施したエンジンを積んでおり、いわばクォーターと言えるでしょうか?
生まれは1998年ですから、製造されて早11年目になります。
モーターサイクルの年齢は人間に換算すると×3ですので……まぁ、年齢のハナシは止めておきましょう(笑)
わたくしが母国イタリアを旅立ち、船で日本に上陸したのは11年前。
私の最初のご主人様は、ちょうど今のご主人様位の年齢でした。
このご主人様は、新車のわたくしをとても大事にして下さり、雨の日は決して走らず、晴れの日は走り終えたら必ず洗車をして頂きました。
暇さえ有ればわたくしにワックスがけをし、磨き上げて下さったのです。
たまに奥様をタンデムシートに乗せて走ったりした事も、今では楽しい思い出の1つです。
ただ、わたくしのタンデムシートは飾りに毛の生えた程度のものでしかない為、標準体重よりちょっと重めな奥様の体重を支えきれず、わたくしのお尻の形がちょっとだけ歪になっちゃった事は秘密です。
また、わたくしのメンテナンスも全て定期的にプロに任せて頂いたので、お陰様でお肌の曲がり角をとっくに過ぎた年齢となった今でも完調を維持していられるのは、最初のご主人様のお陰と感謝しております。
最初のご主人様は、わたくしを可愛がるあまり、走るより磨く方に情熱を掛けていらっしゃいました。
また、とても小柄な方でしたので、わたくしのシートを前期型の薄い物に交換し、フロントフォークもリアサスも、これでもか!ってくらい落としておりましたが、それでも右に2回、左に3回立ちゴケされてしまい、わたくしの赤いスカートは左右共に傷だらけ、ステッカーも剥げて、みっともない姿になってしまいました。
特に左への3回目はダメージが大きく、わたくしのおでこの左側、ミラー付け根の大きな凹みとひび割れは今でも残っております。
おでこ自体も割れてしまい、前のご主人様はご自分でFRPを貼って修復して下さいましたが、貼り方が今ひとつで、割れは今でも少しずつ進行しております。
前のご主人様は、そんなアクシデントが続いてわたくしに嫌気が射した様で、段々と外に連れ出して頂ける機会も減り、ここ数年はたまにエンジンを掛けて頂く位でガレージの片隅に追いやられておりました。
そして、前のご主人様はわたくしより足つきの良いバイクに乗り換える事になり、わたくしは下取りに出される事になりました。
わたくしを下取りに出される際、新しくわたくしのご主人様となる方の為に、オーナーズマニュアルやライナーに付いたままのスペアキー、純正工具など1点も残す事無くわたくしのお尻の物入れに納めて下さいました。
そしてわたくしは、10年近く慣れ親しんだ最初のご主人様の下を離れ、旭川の大手バイク屋さんに引き取られたのです。
新しいご主人様はどんな方かな?それとも、もしかしたら傷だらけなわたくしは、バラバラに解体されてパーツとして売られる運命なのかしら?
と不安な気持ちでバイク屋さんの倉庫でドキドキハラハラしていたら、1ヶ月後にトラックに乗せられ、小樽へ旅立つ事になりました。
そこで出会ったのが、今のご主人様です。
新しいご主人様はわたくしを見るなり、
「アンダーカウルは再塗装してステッカー貼り替え、アッパーカウルのキズは修復して。そしたら契約書にハンコ押すから」
と、無茶を言ってバイク屋さんを困らせ、
「アンダーカウルのキズはともかく、アッパーの凹みと割れはどうにもなりません」
というバイク屋さんに、
「じゃあチェーンは新品に交換、って事で手を打ちましょう。あ、そのダサいタンデムシートは捨てて良いからね」と、勝手に決めつけてしまいました。
強引な方だなぁ。こんなご主人様の下に仕えて大丈夫なのかなぁ?とは思いましたが、ともあれ新しいご主人様が決まり、新しいご主人様のお陰で、スカートのキズも修復、再塗装されたのは感謝しております。
そして、わたくしがご主人様の下へ納車されたのがちょうど今から一年前。
ご主人様はわたくしが納車された当初は、前のご主人様のワックスの拭き残しを刮ぎ落とす事に腐心されておりました。
確かに、わたくしの躰の溝という溝、穴という穴の全てがワックスで埋まっている様な状態でしたので、これはとても気持ちよく、嬉しかったです。
それと、わたくしが一番気にしていたおでこの傷も、「見ように寄ってはカッコいいジャン」の一言で片付けて下さった事にもホッとしております。
初めてご主人様と走ったのは、僅か10km程度の距離でした。
「新しいご主人様も、あまり距離を走らない方なのかしら?」
と思ったのですが、とんでもない間違いだったと気付くのに、それほど時間は掛かりませんでした。
今のご主人様って、走り方がちょっとアレでして……
わたくしのタコメーターは14,000rpmまで目盛ってありますが、その14,000rpmまで引っ張られたのは、この時が初めてでした。
今では多少自制心が働いていらっしゃるのか12,000rpmでシフトアップして頂けますが….
今のご主人様は、前のご主人様と比べると、体重がとても重いので加速するのが結構大変なんですよ。
わたくしは一生懸命加速しているんですが、ご主人様は一言「遅い」
先日、とうとう2次減速比を変えられました。
確かにわたくしのギア比は離れていますけど、ご主人様も、もう少し体重落として下さいね。
ご主人様は色々とわたくしに手を掛けて下さるのですが、正直言っていいかげんな整備なのでちょっと不安です。
まぁ、全く手を掛けて頂けないよりはマシですが。
ただ、整備の度にキズが増えるのも、ちょっと困りものです。
今のご主人様の下へやって来てからというもの、スリキズが絶えません。
ねぇ、ご主人様、わたくし人間じゃないのですから、キズの上に絆創膏の様にステッカー貼っても治りませんよ?
どうせ貼るなら、何処かから拾ってきた適当なステッカーじゃなく、もっとカッコイイのにして下さいませんか?
それと、偶にはワックスも掛けて下さいね。
ご主人様が重たい分、ハードブレーキの繰り返しで、ブレーキフルードも劣化してきてますよ…
タイヤも新調して頂きましたが、あんまり調子に乗らないで下さい。
転んでガレージのすみに追いやられたり、また売り飛ばされたりするのはゴメンですから。
テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記